アスク薬品 株式会社 INFORMATION

アスク薬品スタッフによる日々の出来事

弊社スタッフが業務のお知らせから日々の出来事まで、
楽しく読んでいただけるようさまざまなことを書き綴ります。

「元気」な工場見学 ~黒ニンニクのお話~

2012年04月27日(金)

今年初めのお話。。。
製品のPRのため、醗酵黒ニンニク工場見学も兼ねた取材を希望されるK社様をアテンドする
営業に同行させてもらいました。

もう少しで到着です。(電車の車窓から)

JR紀伊長島駅から車でさらに15分程度、山の中に入ります。
工場に着いてまず鼻についたのが「ニンニクのにおい」。
さすが、年間約100トンものニンニクを作っているだけあります。
…なるほど、山の中にあるわけです(^_^;)

 

 それでは取材スタートです!

まずは、工場内見学から。

10基の熟成ムロがずらっと並びます。

現在、黒ニンニク熟成中。

では中をのぞいてみましょう~

きゃ~~~!防毒マスク???

 もちろん、スタッフです。ただいま、黒ニンニクを上下左右に入れ替えて、水分調節を行って
います。手作業で行います。

ちなみに、防毒マスクを装着してムロの中に入らないと熟成中に発生する硫黄系ガスのせいで
目が痛くなったり、具合が悪くなったりしてしまうそうです。命がけの作業です。

一方・・・

 

 

熱心に取材されるK社様

また一方・・・


完成した醗酵黒ニンニクは、重量を確認した後、

11つ手作業で袋詰めを行います。ご苦労様です。

ちなみに・・・

                         ビフォー

                         アフター

バラでもお取扱いしております。

工場見学終了後の、対談にも参加させていただきました。
黒ニンニク誕生(開発)秘話(苦労話)について
<きっかけ>
昔から滋養強壮・体に良い食品として知られているニンニクに145年前から着目していた社長。
『このニンニクをフルーツ感覚で食べられないものか。』と考えたのが開発のきっかけとなる。

<失敗談>
  ニンニクはとにかく腐らせる(醗酵)のが困難。放置しても、勝手に芽や根が生えてしまう。
  漬物の素やぬか漬け ⇒たくあんの腐ったようなものが完成。
  乳酸菌・麹菌での醗酵 ⇒菌がニンニクに負けてしまう。
  焼酎・牛乳・ラッキョウ・玉ねぎ

<加熱熟成のきっかけ>
ある時、ビニール袋の中にニンニクを入れて口をしばり、温度の高いところに放置。そのこと
をすっかり忘れ、2か月くらい経った頃に気づいて中を確認したところ、納豆の糸がはっている
状態を確認。結局、これが加熱熟成のきっかけとなった。

<試作段階>
一番初めは、トラックのコンテナーを購入。
その中にヒーターを設置して温度管理。ローストまではいかないように、最高で90℃まで上げる。
最初は水分がとんで石ころみたいになってしまったり。
最適な湿度・温度を見つけるのに2年程度かかる。

製造の最重要ポイントについて
一番気を使っているのは湿度
現在、ムロ66%トレー90%で、湿度の維持。
温度はニンニクの酵素が働く6070℃。
『もちろん死滅する酵素もあるが、黒ニンニクに酵素は生きており、たくさん存在する。』

なぜ、青森産なのか。
『絶対量確保できるから。日本の生産量の8割が青森県産である。
また気候柄、寒い。にんにくは寒いとビート(糖分)を蓄えるので随分甘くなる。』

福地ホワイト6片は品種改良の結果6片になったのか。
『昭和39年頃、中国産の上海早生を青森で植えると12片から6片になった。
これは、糖分を蓄えたことによるもの。これを南国に戻すと12片に戻ると考えられる。』

ニンニクの良さについて
『元気になる。活力の源。2,000年という食経験があり、誰もが知っている良い食材であるニンニク
も、においなどで限定的だったのを破ってくれたのが黒ニンニク。毎日食べることが可能である。』

社長からのメッセージ
『黒ニンニクを使ってみなさんに元気になってもらいたい。』 

『良い製品を作りたい!』というK社様の熱意あふれるインタビューでした。

何年も何年も、本当に苦労を重ねて誕生した黒ニンニク。
『フルーツ感覚で…』という当初の社長の思い通り、黒ニンニクはニンニク本来の良さは損なわず
に、生のニンニクで一番気になる「戻り臭」がないのが特徴で、毎日お手軽に食べられます。

ちなみに社長ならびにスタッフの方たち(5060代)も毎日食べているようで、そのおかげなのか、
皆、とても元気で肌もつやつやしていました。

 

 見てください!梅まで黒くしちゃいました。

塩分ゼロでも、超~すっぱい
醗酵黒ニンニク・梅のお問い合わせは弊社までどうぞ。

あ。。。紹介するのをすっかり忘れてました・・・


アスク営業の田口です。

働きぶりは、またの機会に紹介するということで… 

企画 風間