アスク薬品株式会社

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エキナセアプルプレア
乾燥エキス

「北米インディアンの万能薬」から
「元気で長寿」を助けるハーブへ

エキナセアプルプレアとは、北米原産キク科のハーブで和名は紫馬簾菊(ムラサキバレンギク)です。北米原住民が、蛇の咬傷や昆虫の刺創への治療をはじめ、風邪やインフルエンザ・狂犬病・感染創への対応、眼の治療、鎮痛や湿疹への治療など、様々な症状に対して利用していたという歴史があります。20世紀中頃より、ドイツをはじめ欧州諸国で盛んに栽培されています。さらに、学術研究がドイツを中心に進められ、その効能について報告されています。日本では、健常者対象のヒト臨床試験が実施され、免疫力年齢の低下の確認他、花粉症に関するアンケート調査においてその症状の緩和が報告されました。アスク薬品のエキナセアプルプレア乾燥エキスは指標成分を設定の上、品質管理されています。

原料素材の由来・起源について

北米原産のキク科ムラサキバレンギク属の植物。現在知られているムラサキバレンギクは10種。
北米の先住民(インディアン)が創傷、頭痛や感冒、蛇の咬傷や昆虫の刺創、湿疹などにしゃぶる、あるいは搾汁液を塗布して用いた。舐めて舌が麻痺する感覚があるものが、品質が良いとされた。

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食経験——————–

薬理試験情報

サイトカイン遊離能の比較 (in vitro)
エキナセアプルプレア 搾汁液乾燥エキス vs 新鮮な搾汁液

Int. J. Immunopharm. 19 (7): 371 (1997).

  • 目的
    開花時に採取したエキナセアプルプレア地上部の搾汁液乾燥エキス(以下、乾燥エキス)と
    新鮮な搾汁液(以下、搾汁液)のサイトカイン遊離作用を比較
  • 被験物質
    乾燥エキス(fructofuranosides≧ 2.4 % 含有)、搾汁液
  • 試験濃度
    0(コントロール)、12、25、50、100 ng/mL
  • 使用細胞
    ヒトマクロファージ
  • 試験方法
    培養マクロファージにエキナセアを添加しサイトカインの遊離を測定
    IL-1(18 hr)、IL-10・TNF-α (36 hr)、IL-6(72 hr)
  • 結 果
    乾燥エキスは、投与濃度 25 ng/mL 以上でヒトマクロファージからの
    サイトカイン(IL-1、IL-6、IL-10、TNF-α)遊離をコントロールに比べ有意に促進した。
    またサイトカイン遊離はエキナセア添加濃度に対して
    用量依存的に増加した。 搾汁液も乾燥エキスと同様な傾向を示した

乾燥エキスは、搾汁液と同様に
サイトカイン遊離を促進し、免疫系を活性化する

エキナセア濃度とサイトカイン遊離

  • 新鮮な絞汁液
  • 絞汁液乾燥エキス
  • *P<0.05 vs コントロール
  • IL-1
  • IL-6
  • IL-10
  • TNF-α

ヒト臨床試験情報

国内ヒト臨床試験 エキナセア摂取による免疫力賦活効果 応用薬理 80:79-87 (2011)

  • 試験デザイン

    ランダム化二重盲検
    プラセボ対照並行群間比較試験

  • 摂取期間

    3週間(検査は摂取前、摂取1週後、摂取3週後)

  • 被験者

    日ごろ疲労感があり、疲れが取れにくいと感じて
    いる健常者で、除外基準に抵触しない者22名

  • 除外基準

    疾病のある者、アレルギーのある者など

  • 摂取量

    1日1回、2 g (エキナセア500 mg含有またはプラセボ)

  • 検査項目

    免疫力判定評価検査
    安全性に関する血液・尿検査

  • 効果判定

    統計解析を行い、有意確率5 %未満の場合、
    有意差ありと判定(ANOVA, Dunnet法)

免疫スコア例

免疫スコア例

主な免疫関連検査項目

Tリンパ球年齢が若返った

エキナセア群 3週間摂取でT細胞年齢が有意に若返り
52.96±5.81 歳 ⇒ 50.23±6.12 歳 (P = 0.038)
プラセボ群 T細胞年齢に有意な変化は見られなかった。
51.05±3.31 歳 ⇒ 50.05±4.46 歳 (P = 0.631)

免疫力スコアが改善した

エキナセア群 3週間摂取で免疫力スコアが有意に上昇
16.73±1.14 点 ⇒ 18.09±1.62 点 (P = 0.030)
プラセボ群 免疫力スコアに有意な変化は見られなかった。
16.82±1.80 歳 ⇒ 17.27±1.48 歳 (P = 0.739)

各免疫細胞の変化量

  • 白血球数
  • リンパ球数
  • T細胞数
  • CD4+T細胞数
  • メモリーT細胞数

摂取前と摂取3週後の変化量を群間比較

5項目で、群間に有意差(*P < 0.05)もしくは有意傾向(+P < 0.1)

*P< 0.05, +P< 0.1, エラーバーはS.D. それぞれの値は、[摂取3週後の計測値]-[摂取開始前の計測値]

安全性・問診

安全性

血液学検査・血液生化学検査・尿検査の結果、安全性に問題は見られなかった。

問 診

「十分な睡眠がとれている」と答えたものが、
エキナセア群11名のうち、摂取前9名だったのが11名へと増加した。
プラセボ群11名のうち、摂取前9名だったのが7名へと減少した。

エキナセアを摂取することで、睡眠の質が改善されることが示唆された。

結論

エキナセア摂取によって免疫機能、とくにT細胞関連が改善される可能性が明らかになった。

考察

エキナセアを3週間摂取することで
  • Tリンパ球年齢が
    2.8歳若返った
  • 免疫力スコアが
    1.4点上昇した

エキナセアの摂取によって獲得免疫の賦活効果があることが示唆された。

  1. 白血球数・リンパ球数・T細胞数
    CD4+ T細胞数・メモリーT細胞数
    複数の下位項目が改善

  2. 総合的な免疫力を向上させた
    (Tリンパ球年齢、免疫力スコア)

安全性情報

  • ▶ ヒトが、エキナセアプルプレア乾燥エキス500 ㎎を3週間摂取することは安全性に問題はないと考えられる。

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安定性情報——————–