トンカットアリ
乾燥エキス
Physta®
気力、体力と精力の薬用人参
トンカットアリ(学名:Eurycoma Longifolia Jack)とは、ニガキ科の灌木です。マレーシアでは、その根を滋養強壮や更年期対策のサプリメントをはじめ、コーヒーやチョコレートなど様々な食品に利用しています。マレーシア原産のトンカットアリ乾燥エキスPhysta®は、Eurycomanoneを指標成分として、定性および定量試験により品質を保証します。男性ホルモンであるテストステロン値の改善をはじめ、多数の臨床試験(女性対象試験含む)が論文に掲載されています。男性に限らず、女性向け製品としてもご利用いただけます。
原料素材の由来・起源について
- ●1511 マレー半島の植物として学術書に紹介された。 Asian J. Androl. 11: 25 (2009).
- ●1895 「Medicinal plants of East and Southeast Asia」(マサチューセッツ工科大学)
*根と根皮を解熱薬として用いる。間欠熱の治療や産後の滋養に有効である。 - ●1908 「Indian Materia Medica」
*樹皮と根に解熱作用がある。特に根はマラリアに有効である。
*先住民が、伝承的に強壮、解熱、催淫、解毒に利用していた。 - ●1930 「The Medical Book on Malayan Medicine」
古代イスラムの戦士「Ali」の名を冠した高貴薬で、根を歯痛や歯肉の出血、葉を夜間の咳に利用。 - ●1936 「TA dictionary of the economic products of the Malay Peninsula」
根と根皮に解熱、強壮作用がある。また解毒、咳止めに内服、虫の刺傷の治療に利用。
公定書情報
Malaysian Herbal Monograph (Vol.1) 1999
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食経験
伝承薬としての歴史有。
薬理試験情報
Physta® 作用機序: マレーシア大学 Dr. Harniza Dr. Johari による報告(2003)
Physta® に含まれるペプチド類(ユーリペプチド):コレステロールを出発点とする男性ホルモンの生合成に関与。
酵素 CYP17※1 を活性化させることによってテストステロンの生合成を促進。生合成されたテストステロンは、標的部位で様々な活性を示す。
※1 17α-hydroxylase/17,20-lyase プレグネノロンおよびプロゲストロンから、テストステロン前駆体であるデビドロエピアンドロステロン(DHEA)およびアンドロステンジオンを産生する酵素
ヒト臨床試験情報
シニア男性のテストステロン値およびQOLに対する効果
Food & Nutrition Research 65: 5647(2021).
試験方法 | ランダム化⼆重盲検プラセボ対照多施設試験 |
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対 象 | 50〜70歳のテストステロン値が低い(<300 ng/dL) シニア男性105名 (Physta® 100 mg 群35 名 Physta® 200 mg 群35 名 プラセボ群35 名) |
試験食品 | Physta® 100 mg/日または200 mg/日 |
試験期間 | 12週間 |
試験結果 |
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安全性 | 安全性評価項目(⾎液、肝臓、腎臓)の変化なし |
若年健常者のPhysta®摂取によるテストステロン値の増加は、
視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA-axis)からのホルモン産⽣増加によることが示唆された。
これより、Physta®摂取による、筋⾁及び活⼒増強の可能性が考えられる。
若年層男性のホルモン産生による筋肉および活力増強効果
Andrologia 53(4): e14001 (2021).
試験方法 | ⼆重盲検プラセボ対照試験 |
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対 象 | 平均年齢24歳の若年層の男性健常者32名 (Physta®群16名 プラセボ群16名) |
試験食品 | Physta® 600 mg/日 |
試験期間 | 2週間 |
試験結果 |
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安全性 | Physta®最大600 mg/日 摂取での安全性の確認 |
若年健常者のPhysta®摂取によるテストステロン値の増加は、 視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA-axis)からのホルモン産⽣増加によることが示唆された。 これより、Physta®摂取による、筋⾁及び活⼒増強の可能性が考えられる。
男女の免疫調整作用に対する効果
Phytother. Res.30: 627 (2016).
試験方法 | プラセボ対照無作為二重盲検並行群間比較試験 | ||
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対 象 | 40~59歳の日頃 「疲れやすい」 と感じている免疫力スコア(SIV)が低かった男女健常者84名 | ||
試験食品 | Physta®群 ・・ 200 mg/日 プラセボ群 ・・ 米粉 | 試験期間 | 4週間 |
試験結果 |
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安全性 |
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ドーピング試験
Int. J. Prev. Med. 5: 728 (2014).
試験方法 | 二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験 | ||
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対 象 | 健常者男性アマチュア・アスリート13名 | ||
試験食品 | Physta® 400 mg/日 | 試験期間 | 6週間 ※ウォッシュアウト期間3週間 |
試験結果 |
◆摂取前後および群間において尿中の |
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安全性 | ◆ 血液検査: 肝臓・腎臓の酸素量に群間差なし。 ◆ 副作用なし。 |
トンカットアリ (Physta®) 摂取による尿中T/E比への影響なし。
国際オリンピック委員会によるドーピング規程 (テストステロン関連薬品) に違反しない。
中高年男女の身体機能に対する効果
Phytother. Res. (2014).
試験方法 | パイロット試験 | ||
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対 象 | 57~72歳のアマチュアサイクリングクラブ所属の男女25名 (男性13名、女性12名、高血圧症、糖尿病など慢性疾患者を含む) |
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試験食品 | Physta ® 200 mg を1日2回 経口摂取(400 mg/日) | 試験期間 | 5週間 |
試験結果 |
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安全性 | 有害事象の報告なし。 継続摂取を希望する男女 100% |
男性の性的満足度およびQOLに対する効果
Evid. Based Complement. Alternat. Med. (2012).
試験方法 | ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験 |
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対 象 | 30~55歳の既婚の男性健常者 (糖尿病、高血圧症など慢性疾患者を含む)109名 |
試験食品 | Physta®75 mg/カプセル 1日2回 昼、夕食後に2カプセルを経口摂取 (300 mg/日) |
試験期間 | 12週間 |
検査項目 | QOL調査票 (SF-36) 、国際勃起機能スコア (IIEF) 、性的幸福度 (SHQ) 、体組成 (DEXA測定法) 、精液検査 |
試験結果 |
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安全性 | ◆ 安全性パラメーター (血液検査、腎・肝機能検査、有害事象など)に群間差は認めなかった。 |
男性更年期障害(LOH)に対する効果
Andrologia (2011).
試験方法 | オープン試験 | 対 象 | 平均年齢51.0歳の加齢男性性腺機能低下症(LOH)の76名 |
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試験食品 | Physta® 200 mg/日を経口摂取 | 試験期間 | 4週間 |
試験結果 |
◆AMSスコア・血清中テストステロン濃度ともに有意に改善(P<0.0001) |
安全性情報
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急性経口投与毒性 (ラット) | LD50 > 2,000 mg/ kg |
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反復経口投与毒性 (ラット28、90日間) | NOAEL > 1,000 mg/ kg |
変異原性(Ames試験:5 mg/プレート) | 陰性 |
遺伝毒性(小核試験:マウス腹腔内 単回投与100、250、500 mg/kg) |
陰性 |
ヒトRCT試験による安全性評価 Asian J. Androl. 8: 23 (2006). | |
対象 | 38~58 歳の男性健常者20 名 |
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投与量 | 200、400、600 mg/ 2ヶ月 |
検査項目 | 生命維持に必要な身体機能プロファイル |
結果 | 血液検査、肝機能検査、腎機能検査 腫瘍マーカー値:異常なし |
その他所見 | 脂質検査:HDLの改善傾向など |
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