バレリアナ根乾燥エキス
”臭い・アロマ”⇒”健康・光と美“
⇒”快眠・目覚め”のシンボル
バレリアナとは、紀元前からの長い伝承利用に基づき、科学的裏付けのある快眠と目覚めのハーブです。中でもアスク薬品のバレリアナ乾燥エキスは、オミナエシ科カノコソウ属の新鮮な根茎、栽培・抽出・分析3つの専門企業による製造および品質管理、2つの指標成分による品質管理という点を特徴としています。
原料素材の由来・起源について
- 【Phu/サンスクリットNard:臭いとアロマのハーブ 】
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動悸、消化器障害、てんかん、尿路感染、不眠等に利用
- ・ヒポクラテス(B.C. 460-370)
- ・ディオスコリデス(A.C 40-90)
世界最古の薬学書「De Materia Medica」に“Phu”として記載
- 【10 世紀 Valeriana:健康・光・美のハーブ 】
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Isaac Judaeus 「De diaetis」に「Valeriana」として記述
- ・Valere(ラテン語): 健康と価値あるもの
- ・Balder(独逸語): 光と美の北方の神 (Odin の息子)
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食経験——————–
薬理試験情報
☆ in vitro 試験
- 1. 神経シナプス結合部における GABA 異化作用を阻害 1)
- 2. シナプス連結部における GABA の取り込み阻害と放出促進 2)
他に GABAA、睡眠と関わりの深いセロトニン、メラトニン受容体への親和性も報告されています。
抑制性神経伝達物質 GABA の濃度を上昇させることで
鎮静作用を誘起することが示唆されています。
- 参考文献
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- 1) Planta Med. 46: 219 (1982).
- 2) Arch. Int. Pharmacodyn. 327: 220 (1994).
☆ in vivo 試験
- 1. 投与量依存性の自発的運動能力の低下(マウス腹腔内投与) 1)
- 2. チオペンタール誘導の睡眠時間延長(マウス腹腔内投与) 2)
- 3. 中枢神経抑制作用(ラット腹腔内投与) 3) 4)
- 4. 筋弛緩作用(ネコ経口投与) 5)
in vivo 試験でも鎮静結果が報告されています。
- 参考文献
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- 1) Hangers handbuch der Pharmazeutischen Praxis, 5ed V.6; 1067 (1994).
- 2) Arzneim.-Forsch./Drug Res. 43: 638 (1993).
- 3) Dtsch. Apoth.-Ztg. 128: 2041 (1988).
- 4) Dstch. Apoth.-Ztg. 126: 2249 (1986).
- 5) Med. Welt 31: 982 (1980).
ヒト臨床試験情報
☆臨床試験:1982~2004 年に 16件の臨床試験結果が報告されています。
→ バレリアナ根製剤は、睡眠後の休息感と満足感の向上が期待できることが確認されました。
- 1. 睡眠潜時(就床~睡眠ステージⅠの時間)の短縮
- 2. 睡眠ステージⅠの減少
- 3. 徐波睡眠(睡眠ステージⅢ、Ⅳ)の延長
睡眠時間の増加と睡眠の質の改善が期待されます。
- 参考文献
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- Planta Med. 54: 144 (1985).
- Pharmacopsychiatry 27: 147 (1994).
- Med.Welt 35: 1450 (1984).
- Psychopharmakotherapie 3: 109 (1996).
安全性情報
▶LD50 3,300 mg/kg (マウス腹腔内投与)[ESCOP 2009]
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安定性情報——————–
製品事例——————–